アジア旅

マラッカ海峡の夕陽①~深夜特急に憧れて~

シンガポールで仕事が始まって、早くも1ケ月が経ちました。

ちょうど、春季休暇で、1週間の連休がもらえるとのこと!

そこで、昔から憧れていた、マラッカへ行ってみることにしました(^.^)

マラッカは、高校生の頃、沢木耕太郎の「深夜特急」で、

マラッカ海峡に沈む、壮大な夕陽を見て以来、

いつか行ってみたい!と想っていた憧れの地です!

ようやく、長年の夢を叶えるときが来ました!!!

 

マラッカへは行き方は、

①マレー鉄道を使うルート

②ジョホールバルから、バスで行くルート

があります。

当初の予定では、沢木耕太郎の深夜特急のように、「マレー鉄道」で行く予定でした。

しかし!!!

マレー鉄道は、マラッカ方面へは行かないらしく、もし鉄道を使う場合は、

イポーという名の駅で降車、その後、バスで1時間以上かかるようです。

まだ、シンガポールに来て1ケ月。。。

マレーシアは一度も行ったことがない。。。

ということで、

無難に、「ジョホールバルからバス」ルートで行くことにしました(-_-;)

「夢のマレー鉄道」は、次回に託します!!

 

春季休暇の初日、早朝、まだ暗いですが、出発!!

休日は、シンガポールからジョホールバルへ旅行へ行く人達が多く、

国境超えのバスが、とても混み合うと聞いたからです。

シンガポールとマレーシアの国境である、コーズウェイの橋が、

渋滞で1時間かかることも。。。

(本来は、車で10分の距離です)

そのため、朝5時半に起床。

気合を入れて、ジョホールバル行きバスの出発点、

ブギスの、「クイーンズ・バスターミナル」へ!!!

バスは、出発時刻が決まっているわけではなく、乗客がいっぱいになったら出発する、というスタイルのようです。

車内は冷房が、ガンガン効いていて、すごく寒いです!

シンガポール人の、エアコンの標準の温度は、「16度」だとか!!!

寒いわけです!

早朝7時頃、バス出発!!

シンガポールの日の出の時刻は、7時過ぎなので、まだ暗いです!

おかげで、渋滞の心配も、まったくなく、スムーズに、

シンガポールの出国の地、ウッドランドへ!!!

ここで、一度、全員、バスを強制的に降ろされます!

出国手続きをして、その後、再び、バスへ乗り込みます!

しかし!

ここで、問題発生!!!

無事、出国審査を終え、バス停へ行くと、バス停が沢山ありすぎて、一体どのバスがジョホールバル行きなのか、まったく分かりません(-_-;)

どうしよう。。。

と困っていると、後ろから、

体格の良いマレーシア人の男性に話しかけられました。

「日本人かい?どうしたんだい?」と。

「バスが多過ぎて、分からない。。。」と伝えると、

ちょうど、ジョホールバルに行くらしく、一緒に行ってくれるとのこと!

助かりました!!

彼は、給料の高いシンガポールに出稼ぎに来ているらしく、今日は、家族のいるクアラルンプールへ、ジョホールバルから、バスで6時間かけて帰るそうです!

バス停で迷ったら、とにかく、

「S」「J」「E」を探せ!!!

と教えてくれました。

「S」・・Singapore 「J]・・・Johor bahru  「E」・・・Express

ジョホールバルエクスプレス(SJE)に乗ればよい!

とのことです。

海外で一人で旅行をしていて困っていると、たいてい、誰かが助けてくれます(^.^)

こういう、「人の優しさ」に触れられることも、一人旅の醍醐味だと思います!

マレーシアの出国審査を終えて、両替を済ませるところまで、彼は付き添ってくれました!

「SJE」の合言葉と共に、お別れ(^.^)

「一期一会」という言葉を噛みしめながら、僕はマラッカへ!!

彼は、家族の待つクアラルンプールへと向かいます!

マラッカへは、ラーキン・バスターミナルから、長距離バスで向かいます!

ジョホールバルから、ラーキン・バスターミナルは、タクシーで10分ほどの距離です。

マレーシアのタクシーは、基本的に、メーターが付いていないので、事前に料金しっかり交渉!(物価は安いですが、念のため)

ラーキン・バスターミナルも、かなり広いので、ちょっと迷いました(笑)

こういう時、英語が話せるって、便利だな~と感じます(^.^)

さすがに、ジェスチャーだけだと限界があります。

ラーキンから、マラッカへ向かうバスの中は、なぜか、とても心地よく感じました(^.^)

みんな、スマホをいじりながら、フェイスブックなどを楽しんでいます♬

マレーシア人も、スマホ持っていて、SNSとかやるんだ!

と、新鮮な驚きでした!

旅人や旅行者が多い長距離バス、居心地が良いです(^.^)

のんび~り、バスに揺られながら、車窓を眺めていると、

あっという間に、マラッカへ到着!!!

無事、「マラッカ海峡に沈む夕陽」が見れることを祈ります!!!

つづく