そこで、マレーシア親子留学の魅力について、まとめてみました!
①学費が安い!
例えば、スイスのボーディングスクールは年間800万円~1400万円、アメリカ・イギリスの場合は400万円~700万円
これに対して、マレーシアは、96万円~420万円です。
イギリス名門校の、マルボロカレッジや、エプソンカレッジの分校は高額になります。
②多民族国家で多様な価値観を学べる
マレー系65%、中国系24%、インド系8%です。毎日多様な人種のクラスメートと交流できます!
③差別を感じにくい
日本と違って、同調圧力が少ないです。
④治安が悪くはない
東南アジアでは、シンガポールに次いで治安が良いです。
スリ、引ったくりの軽犯罪はありますが、ナイフ等を使った重大犯罪は少ないです。交通事故(主にバイク)は、日本の5倍ですが、車道と歩行者用が完全に分離しているため、車対人の事故は、ほとんど無いです。
僕はクアラルンプールのモントキアラで生活していましたが、身の危険を感じたことは一度もありません。
⑤英語の他、中国語(マンダリン・北京語)、マレー語も学べます!
ちなみに、マレー語はマイナーな言語と思われている方が多いと思いますが、インドネシア語に似ています。そのため、マレー語が話せると、ASEANの人口の約半分(3億人)と会話ができるようになります!
⑥教育が日本より進んでいる!
インターナショナルスクールのカリキュラムは、
・語学・・英語の他、中国語・マレー語・フランス語・スペイン語を学びます。
・デジタルテクノロジー・・3Dプリンターの設計図を作ったりします。
・コンピューターサイエンス・・プログラミング学習をします。
・ビジネス・スタディ・・起業(アントレプレナー)を学びます。
・アカウンティング・・会計を学びます。
・美術・・デジタルアートを学びます。
⑦インターナショナルスクールが、160校以上!
2010年は66校だったのが、2019年167校に!(KL近郊に94校)
東南アジア最大で6万人以上の生徒が学んでいます。
イギリス、アメリカ、オーストリアの名門も!
カリキュラムは、イギリス式が多いです。
・ケンブリッジ式(イギリス式)・・・マレーシアの90%以上のインター校がこちらです。基礎学力を重視します。やや学力偏重主義(中国人に合わせて)の傾向があります。
・IB(国際バカロレア)・・・超難関で50%以上の生徒が脱落します。ただし、最後まで到達できれば、世界中の名門大学から引く手あまたで、奨学金でケンブリッジ大学に入ることもできます。
上位クラス・・・150万円~300万円 インターナショナルな先生が80%以上
中位クラス・・・80万円~150万円 インターナショナルな先生50%~80%
下位クラス・・・40万円~80万円 ほとんどローカルの先生と生徒
注意してほしいのが、学費が高い=必ず良い教育 ではないということです。
ただし、学費が安い学校は、やはり、その分、教育の質も低いです。
※ちなみに、KL日本人学校は、年間40万円ぐらいです。ただし、日本人学校は、「ビザ」を出してくれないため、自分でMM2Hビザか就労ビザの取得が必要になります!
※ホームスクール(年間30万円~60万円)もあります。
リーゾナブルで、1クラス生徒6人に先生2人で、英語力を伸ばすには、ちょうど良いです。
母子留学の場合、月7000RM(約18万円)、家族留学の場合、月10000RM(約26万円)です。
留学に適した年齢は、
①将来、日本の大学に進学する場合(日本語を母語として確立した後での留学)→10歳頃
②将来、海外の大学に進学する場合(英語圏をメインに人生設計する場合)→5歳頃
になります。
【①将来、日本の大学に進学する場合】
母国語が定まるのは10歳ぐらいと言われています。
そのため、日本語を母語として確立してから、英語力を伸ばす場合、10歳ぐらい(小5ぐらい)から留学した方がよいことになります。
そして、高校(マレーシア日本人学校は中学部までしかありません)は、日本に戻ってきて、日本の大学に進学、日本の大学に在籍しながら、海外の大学に1,2年、交換留学に行くという流れになると思います。
【②海外の大学に進学する場合】
5歳ぐらいから(イギリス式インター校のYEAR1)からの留学がお勧めです。YEAR1から留学すると、フォニックスの基本から英語を教えてもらえるため、とても綺麗な発音が身に付きます。入学時の英語力はゼロでも、空きがあれば入学させてもらえます。
5歳ぐらいの年齢は、言語習得の時期のため、3年でペラペラになります。ただ、その分、日本語の習得は遅れてしまいますので、注意は必要です。
マレーシアで高校卒業資格を取る場合、IGCSE(イギリス式の義務教育終了試験)の16歳(高2)で受ける必要があります。ノンネイティブの日本人が、ネイティブと同じ土俵で闘える英語力を手に入れるためには、少なくとも5年はかかります。
マレーシアの高校卒業後に、ヨーロッパ等の大学に進学する場合は、入学前に、1年間、大学予科コース(A-Level)が必要になる場合もあります。(マレーシアは、義務教育が高2までのため)Aレベルを取得すれば、大学のファウンデーションコース(0年生)は不要になります。
もしマレーシアの高校卒業後に、日本の大学に進学したくなった場合は、注意が必要です!IGCSE(マレーシアの義務教育終了試験)に合格しても、日本の高校を卒業したことにはなりません!(マレーシアの義務教育は高校2年生までのため、日本の義務教育に対応していないためです)
もし日本の大学に進学したい場合は、カナダ式(トロント、オンタリオ州)などのインター校で高校を卒業するなど、別途、対策が必要になります。
中学生、高校生から正規留学する場合、生徒本人が、自分から進んで留学を志望し、どんな困難な環境でも乗り越える!という強い意志が必要になります。
親だけが先走って、子供本人は乗り気ではない場合、途中で挫折するケースもありますので、気を付けてください!
小6で、まったく英語が出来なかった子が、1年で、かなり話せるようになったり、日本で不登校だった子が、みるみる明るくなって、1ケ月後には、別人のように元気になったケースもあります。
また、中1から3年間、留学した生徒が、高校生になって日本に帰国したら、英語ペラペラで性格も前向きでリーダーシップをとるようになり、見違えるほど成長したりします。
留学時期が、小学低学年なら、英語力は気にしなくても大丈夫です。
小学高学年だと、会話の他、読み、書き、など文法も必要になります。小6で英検2級レベル(日本の高校卒業レベルの英語力)に到達していると、その後の進学がスムーズにいきます。
ビザの具体例
・子供は学生ビザ、母は帯同ビザ(父親は帯同ビザは取れません!)【母子留学】
・子供は学生ビザ、親はMM2Hビザ(父または母)【母子留学・父子留学】
・子供は学生ビザ、父は就労ビザ、母は帯同ビザ【家族留学】
・子供のみ学生ビザ【単身留学】学生ビザは、11歳から出してくれるところが多いです。
こんな感じでまとめてみました(^^♪
まずは、正規留学する前に、夏休みなどを利用して短期留学を経験してみてください!
そして、海外の学校生活に馴染めるかどうか試してから、お子さんの意思も、しっかり確認した上で、本格的な教育移住を検討していただきたいと思います。